民泊向け物件を仕入れる4つのルート徹底解説 ── 一般ポータルから民泊特化サイトまで

民泊向け物件を仕入れる4つのルート徹底解説 ── 一般ポータルから民泊特化サイトまで

作成日: 2025年5月15日更新日: 2025年9月7日

はじめに

「物件はたくさんあるのに、民泊として使えるものが見つからない……」――そんな声を耳にします。本記事では、市場価値が高くたいへん貴重な民泊向けの物件をどう探し、どう仕入れるかを、実践的にお伝えします。


物件仕入れの全体フロー

  1. 条件整理:エリア、予算、想定稼働率、必要利回りを言語化する。
  2. 情報収集:今回紹介する 4 ルートを駆使して物件情報を集める。
  3. 適法性チェック:用途地域、上乗せ条例、管理規約で民泊可否を確認。
  4. 試算&交渉:収支シミュレーションを作り、売買/賃貸条件をすり合わせ。
  5. 契約・届出:住宅宿泊事業届出 or 旅館業許可を取得して運用開始。

ルート A:一般的なポータルサイト(SUUMO/athome など)で見つける

母数は圧倒的ですが、民泊許可 NG 物件が 9 割9分超。しかも「民泊で使いたい」と問い合わせた瞬間に門前払い、なんてケースもザラです。

メリットデメリット
物件数が多く、相場感を掴みやすい許諾が取れる可能性は極めて低い
写真や間取り情報が豊富問い合わせ対応に時間を取られがち

ルート B:事業用物件に強い不動産屋に聞く

テナント・社宅・オフィス転用など事業系ニーズを扱う業者なら、家主も「事業目的」で貸す覚悟があります。ただし専門が民泊とは限らず、賃料が割高になりやすいのが難点。

  • 店舗・事務所可の区分マンションで民泊転用の実績があるか確認。
  • 「用途変更で既存テナントとの差別化」を提案すると話が通りやすい。

交渉のコツ:家賃保証や長期定期借家契約を提示し、リスクヘッジ策を具体的に示しましょう。


ルート C:民泊運用代行業者などに聞く

運用代行会社や民泊コミュニティには、未公開物件が口コミで流通しています。紹介を受けられれば許諾済みケースが多い反面、

  • コネクションがないとアクセスできない
  • 運用委託とセットが条件の場合が多い

というハードルがあります。「自社で運用したい」場合は、紹介料やコンサル契約で合意形成を図るとスムーズです。


ルート D:民泊特化型ポータルサイトで見つける(民泊マーケット)

弊社 民泊マーケット は、オーナー・管理組合の許可が取れている物件だけを掲載。検索時点で「民泊 OK」が確定しているため、仕入れスピードがグッと上がります。「まず 1 件目を早く回したい」方には最短ルートです。

メリットデメリット
許可取得の可否を調べる手間ゼロ掲載数は一般ポータルより少ない
住宅宿泊事業・旅館業の区分検索が可能人気物件は掲載後すぐに成約する

4 ルート比較まとめ

ルート物件数許諾ハードルコストスピード推奨レベル
A. 一般ポータル×中上級者
B. 事業用不動産屋中級者
C. 運用代行コミュニティ上級者
D. 民泊マーケット初心者〜上級者

まとめと次のアクション

明日からできる 3 ステップ

  1. 希望エリアの条例・用途地域をリスト化
  2. 民泊マーケットで類似物件の賃料をリサーチ
  3. 事業用に強い不動産屋 2 社へアポイント

「動いた人から物件を押さえる」のが民泊業界。今日の一歩が 6 か月後のキャッシュフローを大きく左右します。ぜひ行動に移してください!